私のブログ自体を閉鎖するつもりはありませんが、他に立ち上げているブログを含め、情報発信のあり方を一度見つめなおすための充電期間に入りたいと思います。
2004年9月にPASSJブログに参加し、当初はUnicode対応Webアプリケーションの作成を紹介するために投稿よりも記事の方を重視して、あまり大きな宣伝もせず、書きたいことを綴っていました。時代は.NET環境に向かいつつも、Visual Studio 6.0ベースでの開発を続けている人たちに対して、国際化の観点と多層アプリケーション開発が現実的であることを伝えたかったのが大きな目的でした。当初の目的は果たせたと思っています。
UTF-8対応Webアプリケーションの構築: 第1回(ASP)
UTF-8対応Webアプリケーションの構築: 第2回(MSDE2000)
UTF-8対応Webアプリケーションの構築: 第3回(VB6.0)
UTF-8対応Webアプリケーションの構築: 第4回(まとめ)
ブラウザから送られる言語コード
また、私自身が、データベースアクセス技術に深く関わってきた経緯があって、あまり取り上げられないODBCのネタだったり、トランザクション技術をあまり難しくしないネタだったり、書き終えていませんが、データモデリングの話なども書きました。楽観的ロックでいいじゃんは、いろんなサイトでリンクが貼られて、現時点では11,000ページビュー以上を記録しています。
ODBCは遅くない: ODBCで高速にデータアクセスするための1手法(第1回)
ODBCは遅くない: ODBCで高速にデータアクセスするための1手法(第2回)
ODBCは遅くない: ODBCで高速にデータアクセスするための1手法(第3回)
楽観的ロックでいいじゃん!
[モデリング入門第1回] インスタンスから考えよう
[モデリング入門第2回]ドメインを考えよう
[モデリング入門第3回]キー中心で考えよう
本音を言えば、日本国内でマイナーに追い込まれてしまったXbase(dBASE互換処理系)開発環境についても言及し、データアクセスがプログラミング言語と同居している開発スタイルについても記事を残したいところでした。Xbase自体はVisual FoxProが国際化されているので、MSDNで開発ツールをゲットできる人は日本語OS上でも問題なく使えます。Visual FoxProの日本国内での利用については、私が関与した「Object Oriented XBASE forum」コミュニティで情報交換しています。海外の成功事例では、SQL ServerとVisual FoxProの兼用によるシステムインテグレーションがあります。高速な集計操作なんかにはサーバのリソースよりもクライアントのパワーを使ってしまった方がいい場合があるからです。
Xbase処理系はMicrosoftの開発ツールのロードマップ上は.NET系から外れてしまい、.NETとの相互運用の道としてブリッジソリューションが用意される見込みです。その一方で、.NET系(そしてWinFXへ)は、LINQによりプログラミング言語にクエリが統合されるというXbase時代の開発スタイルの再来が訪れようとしています。Xbaseを知らない世代の人たちから見るとLINQは新鮮なものに感じるかもしれませんが、Xbaseを知っている世代からするとその時代のプログラミングパラダイムの再来+マルチデータソース対応(XML含む)と感じるのではないでしょうか。
さて、PASSJは日本では大きなコミュニティであり、このブログで有益な技術情報を発信することの価値はよくわかっています。しかし、私が2005年9月に職業的に転機を迎えて以来、このブログでの情報発信の目的がうまく見出せず、差しさわりのない些細な投稿しかできないというジレンマを抱え続けてきました。一部の方は私の所属企業がわかっているはずです。立場的にSQL Serverを中核とした情報発信がとてもし辛い状況になってしまい、本業とこのブログとの切り分けについて私自身が明確な答えを見つけられずにいます。
しばらくの間は、ネットでの情報発信はSNSと会社のブログだけに絞り、Web 2.0時代の1:多の「対話」のあり方を模索しようと思います。
私に連絡を取りたい方は、このブログの連絡をするから、気軽にメッセージを送っていただければと思います。