個人的なネタですが、海外出張の思い出などを書いてみようと思います。
2000年5月に、当時転職して1ヶ月が過ぎようとするころ、出張命令が下りました。取り扱う製品は、予測が可能な計算エンジン。Functional Link Networkというのを応用していているニューラルネットワークで特許をとっている技術をベースに作られているもの。ん?トレーニングは3日間。すべて英語。「つ、ついて行けるのか?」
現地について、つらかったのは、猛烈な時差ぼけ。朝が夕方、夕方が朝。時差ぼけの頭でトレーニング。そんな・・・。といいつつ、上司も同行していただいたので、文句は言えない。概要とかは良かった。・・・が演習になると、英語力のなさを痛感させられる。
周囲には海外からDBAやデータベース系に強いコンサルタントたちがひしめき合う中、どんどん説明は進む。私が問題を理解できていないうちに回りはどんどん解答を出していく・・・。ほぇぇぇ。それと、一番困ったのが、結果発表。提示された予測問題に対して解を出して、そのモデルが何故できたのか、精度はどれくらいだったのか、・・・これを英語でプレゼンする。「え、そんなの聞いてないよー」、という私に「言って来い。お前ならできる」と上司から一言。ふえぇーー。
"I'm not good at speaking in English, but I will try. Firstly, we found a solution to solve this problem..."。緊張するは、震えるは、質問されたらどうしよう・・・、ドキドキしながらその場を終えました。周囲の人は、私の英語が拙いことを察してか、厳しい質問は一切なし。「助かったーーー、でも情けない・・・。」
英語でのトレーニング慣れしていない私にはとても辛い出張でしたが、いい経験になりました。トレーニングの内容そのものをここで開示することはできないのですが、現実のPOSデータがSQL Serverに格納されていて、その売り上げデータ、顧客データを元に、「ワインを買う客を予測する」という問題を解きました。データベースやスキーマはもちろん開示され、部門コードなどもきちんとドキュメント化されている状態での本格的な内容でした。ワインを買う客の予測も面白かったのですが、さらにたくさんワインを買う客を見つけるという予測も楽しかったです。
データマイニング、ディシジョンツリーとも異なるこの予測エンジン。しかもニューラルネットワークにつき物の隠れ層がないため、数学者でなくても楽々使いこなせる(ニューラルネットワークの重み付けなどのパラメータの設定とかが不要)。面白いけど、安くないのが難点。安ければブレイクするのになぁ・・・。